Tuesday, October 31, 2017 11:34 AM

民進新代表に大塚参院議員 立民、希望と連携模索

 民進党は31日、両院議員総会を開き、辞任した前原誠司氏(55)の後任となる新代表に参院議員の大塚耕平広報局長(58)を選出した。大塚氏以外に立候補の届け出はなく、無投票で了承された。総会では「立憲民主党や希望の党、民進党を中心に政権交代を実現しなければならない」と連携を模索する姿勢を強調。その後の記者会見では「徐々に信頼関係を構築していく。すぐに合併、再編されることはない」と、早急な野党再編を否定した。

 新代表の任期は来年9月末まで。11月1日召集の特別国会を控え、執行部人事を急ぐ。前原氏が主導した希望との合流は失敗しており、大塚氏は「党勢拡大を実現するため、代表として粉骨砕身する」と、党の立て直しを優先させる方針だ。

 2019年の参院選への対応について「二つの新しい政党が独立独歩で進み始めた。今、何か確定的なことを申し上げる段階にない」と述べるにとどめた。同時に「地方組織の在り方も含め、早急に具体的な対策を始める」とも語った。(共同)