Tuesday, October 31, 2017 1:57 PM

野党が選挙やり直し要求 ケニア大統領選

 26日に行われたケニア大統領選の再選挙で、ボイコットした野党候補のオディンガ元首相は31日、声明を発表し、勝利宣言した現職ケニヤッタ大統領の当選に正当性はないと批判、選挙をやり直すよう要求した。

 オディンガ氏は再選挙について、公正に行われず「見せかけの選挙にすぎない」と指摘。平和的な反政府デモなど「抵抗運動」を起こすよう支持者に呼び掛けた。さらに、議員や有識者でつくる「民衆議会」を設置し、政府に代わる意思決定機関にすると発表した。

 選挙管理委員会は30日、ケニヤッタ氏が約98%を得票し勝利したと発表。投票率は約39%で、8月の大統領選の約80%から大幅に下がった。(共同)