Wednesday, November 01, 2017 11:21 AM

キューバ制裁解除に反対へ 米、国連決議で方針再転換

 トランプ政権は、11月1日に国連総会本会議で採決が予定されているキューバ民主化促進を目的に米国が科す経済制裁の解除を求める決議案に、反対する方針を決めた。国務省のナウアート報道官が10月31日の記者会見で明らかにした。

 米国は同様の決議に24年連続で反対してきたが、2015年にキューバと国交回復したオバマ前政権は昨年初めて反対せず棄権した。今回の決定は方針の再転換となる。

 ナウアート氏は会見で「トランプ政権はキューバの人権状況や民主化の改善を要求し続ける」と訴えた。決議に法的拘束力はなく、制裁解除のためには米議会の承認が必要。(共同)