Wednesday, November 01, 2017 11:22 AM

カタルーニャを国際問題に 前州首相、足場ベルギー

 スペイン北東部カタルーニャ自治州(州都バルセロナ)の独立問題で、州首相を解任されたプチデモン氏は当面の活動の足場をベルギーに移した。身柄拘束から逃れつつ「欧州連合(EU)の首都」からの発信によりカタルーニャ情勢を国際問題化し、形勢逆転を狙う。ベルギー政府は“招かれざる客”に冷淡な姿勢を隠さない。

 「国際社会と欧州は反応してほしい。これは欧州の価値観の問題だ」

 プチデモン氏は10月31日、EU本部のすぐ裏にある施設で記者会見し、カタルーニャの自由と民主主義が危機にあると訴えた。(共同)