Wednesday, November 01, 2017 11:23 AM

第4次安倍内閣発足 対北朝鮮圧力「最大限に」

 衆院選を受けた第195特別国会は1日召集され、安倍晋三首相(63)=自民党総裁=が衆参両院での首相指名選挙で第98代首相に選出された。首相は全閣僚を再任し、自民、公明両党の連立による第4次安倍内閣が発足した。記者会見で首相は北朝鮮対応について「国際社会と共に圧力を最大限まで高め、北朝鮮から対話をしてほしいという状況をつくらなければならない」と強調した。子育て支援の強化策を来月上旬にまとめると表明。自民党内で憲法改正の具体的条文案の策定を急ぐ考えも示した。

 今後の政権運営について「謙虚な姿勢で、自公両党の安定した連立基盤の上で真摯に政権運営に当たる」と決意を見せた。森友、加計学園問題を巡る政治姿勢への批判を踏まえたとみられる。国会での野党の質問時間を減らす自民党の動きには「国会が決めることだ」と述べるにとどめた。

 来日するトランプ大統領と6日に会談することに関し「北朝鮮の最新の情報を分析し、詳細に協議し、核・ミサイル、拉致問題の早期解決に向け一層、緊密に連携したい」と語った。(共同)