Wednesday, November 01, 2017 1:32 PM

「加害者と対話か」と批判 慰安婦巡るユネスコ判断に

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)が旧日本軍の従軍慰安婦関連資料の「世界の記憶」登録を巡る判断を延期し関係者間の対話を促したことに対し、元慰安婦らの支援団体「韓国挺身隊問題対策協議会」の尹美香常任代表は1日、「被害者に向かって『加害者と対話しろ』という恐ろしい現実だ」と批判した。

 ソウルの日本大使館前での抗議集会で述べた。尹氏は日本側を「組織的に性奴隷犯罪を起こした加害者」だとし、これまで「われわれなりの方法で対話してきた。日本を恨むわけではなく、むしろ東日本大震災の際に(元慰安婦が義援金を送るなど)支援の手を差し伸べる方法で和解しようとした」と主張した。(共同)