Thursday, November 02, 2017 1:20 PM
オランウータンに第3の種 800頭、絶滅の危機
インドネシア・スマトラ島の一部にすむオランウータンの集団は、これまで知られていた2種とは異なる“第3の種”だとする研究結果を、スイス・チューリヒ大などのチームが2日付の米科学誌に発表した。生息数はわずか800頭と推定され、チームは「絶滅の危険がある」として保全を急ぐよう求めている。
オランウータンは人類の親戚にあたる大型類人猿。スマトラ島の別の地域とカリマンタン島(ボルネオ島)でそれぞれ1種が知られているが、新たな種の発見は珍しい。
今回の集団は20年前にスマトラ島北部の森に生息しているのが見つかった。チームは骨の形や遺伝子を新たに分析し、小さな頭や縮れた毛など他の2種と特徴が異なることから新種と判断した。生息地の名をとって「タパヌリ・オランウータン」と名付けた。(共同)
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