Thursday, November 02, 2017 1:20 PM

ワーナー買収阻止へ提訴も 米司法省が検討と米紙報道

 通信大手AT&Tが合意しているメディア・娯楽大手タイム・ワーナーの買収を巡ってウォールストリート・ジャーナル(電子版)は2日、米司法省が米独占禁止法(反トラスト法)に抵触するとして、買収阻止に向けて提訴を検討していると報じた。関係者の話としている。

 一方で司法省は、両社と協議して買収承認に向けた合意も模索している。この協議が合意に至らなければ、提訴することを検討している。

 AT&Tは昨年10月、CNNテレビや映画のワーナー・ブラザースを擁するタイム・ワーナーを854億ドル(約9兆7000億円)で買収することで合意したと発表。当初から米独占禁止法に抵触するとの見方が出ていた。(共同)