Wednesday, August 03, 2016 5:46 PM

ミサイル発射非難へ調整 国連安保理が緊急会合

 国連安全保障理事会は3日午後(日本時間4日午前)、北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ノドン」とみられるミサイルを発射したことを受け、非公開の緊急会合を開催した。ミサイルの弾頭部分が日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したことを重大視し、発射を非難する報道声明などの発表に向けた調整を進めるとみられる。

 日米韓3カ国が8月の安保理議長国マレーシアに緊急会合の開催を要請した。報道声明は決議と異なり法的拘束力はないが、原則として全理事国の同意が必要で、安保理が結束を示す際に発表する。過去の制裁決議を無視してミサイル発射実験を続ける北朝鮮をけん制する狙いがある。

 国連のドゥジャリク事務総長報道官は3日の定例記者会見で、今回の北朝鮮のミサイル発射について「地域の平和と安定を台無しにしている」と指摘し、北朝鮮に自制を促した。(共同)