Friday, November 03, 2017 10:59 AM

化石燃料利用しながら貢献 米、温暖化会議で表明へ

 トランプ政権は石炭や天然ガスなど化石燃料を燃やした際の二酸化炭素(CO2)排出を抑え、エネルギー効率も向上させることによって地球温暖化問題に取り組むとする方針を、6日からドイツで始まる気候変動枠組み条約第23回締約国会議(COP23)で表明することが2日分かった。ニューヨーク・タイムズ(電子版)が報じた。

 トランプ大統領は6月、国内の石油・石炭業界を支援するとして、温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」からの離脱を表明しており、会議でどのような発言をするのか注目されている。

 ハワイ州選出のシャーツ上院議員は同紙の取材に「恥ずかしい限りだ。どんなにひねりを加えても、化石燃料の利用が温暖化対策に貢献することはない」と批判した。(共同)