Monday, November 06, 2017 11:29 AM

マーリンズの、健全化へ主砲放出か 年俸削減目指すジーター氏

 大リーグで元ヤンキース主将のデレク・ジーター氏が最高経営責任者(CEO)に就任したマーリンズの新体制が今季59本塁打、132打点で2冠に輝いた主砲のスタントンらをトレード候補に、球団経営の健全化を図ろうとしている。

 10月30日付の地元紙マイアミ・ヘラルド(電子版)などによると、ジーター氏らは来季の年俸総額を、現有戦力を維持した場合にかかる1億4000万ドル(約160億円)から9000万ドル(約103億円)に削減したい考えだ。2027年までの大型契約を結んでいるスタントンの来季年俸は2500万ドル。これだけで削減目標の5000万ドルの半分に当たる。

 長期低迷が続くチームは今季、リーグ2位の打率に対し、防御率が13位と「打高投低」だった。スタントンの他にも今季3度目の盗塁王を獲得したゴードン、プラードといった複数年契約の内野手の放出を画策しているという。(共同)