Monday, November 06, 2017 11:32 AM
パリ協定の実施ルール協議 米除く各国、協調が鍵
地球温暖化対策の新枠組み「パリ協定」の2020年開始に向け、実施ルールを話し合う気候変動枠組み条約第23回締約国会議(COP23)が6日、ドイツ・ボンで開幕した。18年末の合意期限を控え、具体案をどこまでまとめられるかが焦点。今年6月にトランプ大統領が協定離脱を表明後、初の会議で、他の国が協調姿勢を示せるかも課題となる。
島しょ国から初めて議長に選ばれたフィジーのバイニマラマ首相は「われわれの仕事は温暖化の被害を受けている人のために、あらゆる手段を講じることだ。パリ協定が効果を発揮するよう努力しよう」と呼び掛けた。条約のエスピノサ事務局長は、温暖化に伴い世界で多発する洪水や干ばつなどに触れ「時間の猶予はない」と、各国に速やかな対策強化を訴えた。
会期は17日までで、パリ協定の締約国会合も同時に開催。15日からの閣僚級会合には中川雅治環境相が参加を調整中だ。(共同)
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