Tuesday, November 07, 2017 10:28 AM

株価26年ぶり高水準 バブル後の最高値超え

 7日の東京株式市場は日経平均株価(225種)が大幅続伸し、バブル崩壊後の落ち込みから持ち直して最高値を付けた1996年6月の2万2666円80銭を突破、終値で前日比389円25銭高の2万2937円60銭と、92年1月以来約26年ぶりの高値を付けた。好調な企業決算を追い風にIT銘柄などが相場をけん引した。東京証券取引所第1部の時価総額も667兆円を超え、過去最大を記録した。

 世界経済の回復とアベノミクスによる円高是正を背景に進行してきた株高局面は歴史的な節目を迎えた。一部には過熱感やバブル再来を危惧する声もあり、持続的な経済成長を伴う株高を実現できるかが今後の課題となる。

 平均株価の史上最高値はバブル絶頂期の89年12月29日に記録した3万8915円87銭。翌90年の年初から下落し、バブル崩壊による景気悪化とともに92年3月には2万円を割り込み、同年8月には1万4309円41銭まで落ち込んだ。(共同)