Tuesday, November 07, 2017 1:29 PM

離脱後も約2年滞在可能に EU市民巡り、英政府案

 英政府は7日、欧州連合(EU)離脱後の在英EU市民の滞在資格に関する方針案を発表した。激変緩和措置として、EU市民は離脱後も滞在許可申請のために2年程度は英国にとどまることができるようにする。

 英国には約300万人のEU市民が暮らし、英国とEUの離脱交渉でも在英EU市民と在EU英市民の権利保護は重要論点になっている。方針案の発表はEU市民の懸念を払拭し、交渉を前進させる狙いがあるとみられる。

 方針案によると、申請は有料で、英国の旅券申請に必要な費用と同程度にする考え。永住許可を持つ市民については手続きをより簡素化し、指紋登録を免除するという。(共同)