Tuesday, November 07, 2017 1:29 PM

シリアがパリ協定署名へ 米国の孤立鮮明に

 ドイツ有力誌シュピーゲル電子版は7日、地球温暖化対策の新枠組み「パリ協定」に署名していない唯一の国だったシリアが署名方針を固めたと伝えた。ドイツ西部ボンで開催中の気候変動枠組み条約第23回締約国会議(COP23)交渉筋の話としている。離脱を表明した米国の国際的な孤立が一層鮮明となった。

 同誌によると、シリアは2015年12月にパリ協定が採択された際、内戦状態のため意思決定ができない状態だった。

 シリアと同様、協定に署名していなかったニカラグアは先月23日、参加の意向を表明した文書を国連に提出したと明らかにした。(共同)