Wednesday, November 08, 2017 11:39 AM

DV有罪後に犯行の銃購入 米乱射、空軍批判強まる

 テキサス州で起きた銃乱射で、死亡したデビン・ケリー容疑者(26)は、勤務していた空軍で当時の妻らへのドメスティックバイオレンス(DV)で有罪判決を受け、銃所持などを禁じられ、懲戒除隊処分となった後に今回の犯行で使った銃を購入していた。米メディアが7日までに報じた。

 空軍が米連邦捜査局(FBI)の犯罪データシステムへの登録を怠っていたことも6日に判明し、批判が強まっている。マティス米国防長官は7日、国防総省に徹底した内部調査を指示した。

 米国の法律では、DVの犯罪歴を持つ者には銃販売を禁じると定められている。だが容疑者は除隊処分後の2014年にコロラド州で拳銃を、昨年4月には事件で使用したAR15型ライフルをテキサス州で購入していた。販売店側は、犯罪データベースに犯罪歴がなかったと説明している。(共同)