Wednesday, November 08, 2017 11:41 AM

30万人の子、命の危険に 南スーダン、食料危機深刻

 国連と南スーダン政府は8日までに、内戦が続く同国で食料危機が深刻化して2018年に5歳未満の子ども110万人以上が栄養失調となり、うち約30万人が命にかかわる危険な状態に陥りかねないと発表した。

 南スーダンでは農作物の収穫期を迎えているが、紛争で農作業が十分に行えず食料価格が高騰している。国連食糧農業機関(FAO)は「これは人災だ。(紛争の)問題を解決できなければ来年以降状況がさらに悪化する」と警鐘を鳴らした。

 飢えに苦しむ人の5人に1人以上は、5歳未満の子どもが占めている。今年10〜12月にかけて深刻な栄養失調に直面する人は、大人も含めると約480万人で、前年同期より約140万人増えるとみられている。(共同)