Wednesday, November 08, 2017 11:42 AM

アマゾン、食料雑貨の宅配を一部で停止

 オンライン小売り最大手アマゾンは、一部の地域で食料雑貨の配達を停止する。

 ロイター通信によると、同社は現在、ロサンゼルスから東京まで世界の十数都市で生鮮品を含む食料雑貨の宅配サービス「アマゾンフレッシュ」を展開しているが、このほどペンシルベニアとニュージャージー両州の都市郊外の利用者に「11月30日以降サービスを停止する」という通知を出した。カリフォルニア、ニューヨーク、メリーランド各州の一部利用者もツイッターで「サービスを失う」とつぶやいている。

 アマゾンフレッシュは10年以上前に始まったサービスだが、まだ7000億ドルの米食料雑貨市場に大きな影響を与えるまでには成長していない。

 アマゾンは2017年8月、137億ドルで高級スーパーのホールフーズ・マーケットを買収しており、今後は同部門がアマゾンの食料雑貨宅配戦略に重要な役割を果たすと見られている。ただ、広報担当者は「アマゾンフレッシュの一部サービス停止はホールフーズ買収とは無関係」と話している。