Wednesday, November 08, 2017 11:43 AM

ヘリ墜落、搭乗の4人死亡 群馬県上野村、停電も

 8日午後2時25分ごろ、東邦航空(本社・東京)のヘリコプターが群馬県上野村乙母の藤沢橋付近に墜落、炎上した。同社や地元消防などによると、搭乗していた4人全員が死亡。東京電力によると、ヘリ墜落で配電線が断線したため村で一時、最大約600軒が停電した。

 東邦航空は同日記者会見し、搭乗者4人は機長北川一郎さん(60)、整備士杉山勝彦さん(50)、同滝沢俊太さん(27)、同池田裕太さん(22)と明らかにした。「ご心配、ご迷惑をかけ、心よりおわびする」と謝罪。墜落原因は「分からない」とした。5月ごろの定期点検でヘリに異常は見つからなかったという。

 墜落現場は上野村役場の西約700メートルで、近くには民家や旅館もある。県警によると、3人が機体の中で、1人が機体の外で見つかった。地元消防によると「ヘリが西から東の方向に飛んでいてUターンし、高度が落ちると機体後部の部品が飛び、回転しながら落ちた」との目撃情報がある。(共同)