Thursday, August 04, 2016 11:32 AM

91カ国参列、過去2番目 広島、あす平和記念式典

 広島市は4日、原爆の日の6日に営まれる「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)に91カ国と欧州連合(EU)の代表が参列すると発表した。過去最多だった被爆70年の昨年の100カ国に次いで2番目に多い。原爆を投下した米国は、ケネディ駐日大使が欠席し、臨時代理大使が出席する。

 例年の参加国は70カ国前後で推移していたが、増加した理由について市の担当者は「オバマ米大統領の広島訪問が影響したことに加え、昨年の被爆70年の節目に参列した人々に、恒久平和を願う式典の意義が浸透した結果」と分析している。

 核保有国は米国の他、英国、フランス、ロシアの駐日大使らが出席し、中国は欠席。米国は2010年に当時のルース駐日大使が参列して以降、11年を除いて毎年大使が参列していた。(共同)