Wednesday, November 08, 2017 5:53 PM

日本支援で女性難民施設 トルコ南部、シリア人向け

 日本が100万ドル(約1億1000万円)を財政支援し、シリア人の女性難民向け支援センターがトルコ南部ガジアンテプに設立され、開所式が8日開かれた。運営主体は国連組織「UNウィメン」で、難民女性らの生活向上や自立を目指し、職業訓練やトルコ語教育などを行う。

 トルコは世界最多の320万人以上のシリア難民を受け入れており、半数近くが女性。シリア危機は7年目に突入し、難民生活が長期化するシリア人女性らの地元社会への参加や雇用、子どもの教育などが大きな課題となっている。

 ガジアンテプに滞在するシリア難民は約40万人。センターは地上6階建てのビルで、在トルコ日本大使館によると、トルコでUNウィメンの女性難民支援施設ができるのは初めてという。(共同)