Tuesday, November 21, 2017 7:41 AM

五輪金への道はっきり 小平、重圧との戦いへ

 スピードスケート女子の小平奈緒(相沢病院)がワールドカップ(W杯)の序盤2大会を完璧な内容で終えた。得意の500メートルは18日まで、昨季から国内外で20レース無敗。平昌冬季五輪の金メダルへの道がはっきりと見えている。

 ノルウェーでの第2戦では2回のレースで37秒08、37秒07と、低地で36秒台に迫る異次元の速さを見せつけた。2大会の4レースで、五輪2連覇中のイ・サンファ(韓国)らを全く寄せ付けない。1000メートルも2連勝と、2種目制覇も視界に捉える。

 レース後の取材で「あまり喜んでいなくてすみません」と言うほど、勝つのが当たり前の状況。31歳の第一人者は今後3カ月弱、コンディション調整とともに、膨らむ期待や重圧への対処が大きなテーマになりそうだ。(共同)