Tuesday, November 21, 2017 7:42 AM

米、一時保護打ち切りへ ハイチ出身者約6万人

護資格(TPS)を19年7月で打ち切ることを明らかにした。厳格な不法移民対策を掲げるトランプ政権は、合法的に滞在している移民に関しても規制を強化する方針だ。

 TPSは母国で災害などが発生した場合に外国人に米国滞在を許可する制度。米議会資料によると、現在ハイチなど10カ国の出身者計約43万7000人に適用されている。

 ハイチでは10年1月、マグニチュード(M)7.0の地震で30万人以上が死亡。米政府は「ハイチの状況は改善し、安全な帰還が可能になった」と説明しているが、復興の停滞が指摘される中、ハイチ出身者から「母国に帰っても生活できない」との声も上がっている。(共同)