Tuesday, November 21, 2017 7:48 AM

米、北朝鮮テロ国家再指定 トランプ大統領が表明

 トランプ大統領は20日、ホワイトハウスで開いた閣議で、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮の「テロ支援国家」再指定を表明した。金融制裁の対象となるほか、武器輸出や経済援助が禁止される。トランプ政権は「最大限の圧力」路線をさらに鮮明にした。米政府は1988年に北朝鮮をテロ支援国家に指定したが、ブッシュ(子)政権下の2008年に解除。今回の決定に金正恩政権が反発するのは必至だ。

 米本土を狙う核搭載大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発の飛躍的な進展など北朝鮮の脅威の深刻化を受け、議会を中心に再指定を求める声が強まっていた。再指定は20日付。

 トランプ政権は再指定に伴い、軍事転用が可能な民生品が北朝鮮に流入するのを防ぐため今後、独自制裁を拡大する方針。財務省が21日に追加制裁を発表する予定で、トランプ氏は北朝鮮への制裁が「最高レベルになる」と宣言した。(共同)