Monday, November 27, 2017 11:33 AM

首相「真摯に受け止める」 森友学園巡る検査院報告

 衆院予算委員会は27日、安倍晋三首相と全閣僚が出席して基本的質疑を行った。首相は、学校法人「森友学園」への国有地売却額の算定がずさんだったとする会計検査院の報告に関し「指摘を真摯に受け止めなければならない。国民の疑念を招くことがあってはならない」と述べた。学校法人「加計学園」問題でも批判を受けた公文書管理を巡っては「国民の信頼を一層高いものにするように、行政文書管理のガイドラインの改正を年内に行う」と表明した。

 公文書管理法の改正も検討する考えも示した。文書管理の改善を求めた会計検査院による報告を踏まえた対応。重要文書の保存期間を「原則1年以上」とすることで理解を得たい考えだ。

 ただ立憲民主党の長妻昭氏が、売却は適正だったとした従来の政府答弁への謝罪を求めたのに対し「財務省や国土交通省から適切に処分したと報告を受けていた」として応じなかった。(共同)