Monday, November 27, 2017 11:33 AM

サイバー被害通知せず FBI、当局者標的と報道

 AP通信は26日、複数の米政府関係者の話として、米連邦捜査局(FBI)が過去1年以上にわたって、情報機関や軍の高官らの個人メールがロシアと関連のあるハッカー集団の標的とされているのを把握しながら、被害者に通知するのを怠っていたと報じた。

 ハッカー集団は「ファンシーベア」と呼ばれる組織で、APは入手したデータから米国を拠点に活動する500以上の個人や団体が標的とされていたと特定。この一部から話を聞いたところ、複数の人がFBIから被害について知らされていなかったと証言した。

 標的の中には、空軍サイバーセキュリティー部門の元幹部や国家安全保障会議(NSC)元部長、国防情報局(DIA)元長官のほか、現役の政府職員も含まれていた。(共同)