Monday, November 27, 2017 11:34 AM

ロシア、北朝鮮に自制促す 米朝協議で「共存」を

 タス通信によると、ロシアのモルグロフ外務次官は27日、ソウルで開かれた有識者会合で、北朝鮮が2カ月以上、核実験やミサイル発射を控えていることを評価し「ロシアはこの状態ができるだけ長く続くよう積極的に働き掛ける」と述べた。

 また、北朝鮮の自制に対して米国が歩み寄れば「米朝間の直接協議も可能になる」との見解を示し、米朝協議では「平和的共存の原則」を確認すべきだと主張。現状では破局的なシナリオがあり得るとした上で、米国とその同盟国は、朝鮮半島周辺での軍事演習の規模を縮小すべきだと述べた。

 来年2月に韓国で開かれる平昌冬季五輪については、北朝鮮が参加するよう期待を表明した。(共同)