Tuesday, November 28, 2017 10:13 AM

ロシア衛星打ち上げ、通信不能 日本の超小型も成否不明

 ロシアは28日、極東アムール州のボストーチヌイ宇宙基地からソユーズロケットを打ち上げた。日本人創業のベンチャー企業「アストロスケール」が開発した「宇宙ごみ」を計測する超小型の人工衛星を搭載していたが、同日夜、国営宇宙開発企業ロスコスモスは「(一部の)衛星が目的の軌道上になく、通信ができない」と発表した。

 タス通信によると、ロケットは19の衛星を搭載しており、通信不能なのはロシアの気象衛星。アストロスケールの衛星の状態は不明だが、ロシア通信は、全ての衛星の軌道投入に失敗した可能性があるとの見立てを伝えた。

 宇宙ごみは役割を終えたり故障したりした人工衛星やロケットなど。高速で地球の周りを飛び、通信や放送に使う衛星に被害を与えることが懸念されている。(共同)