Wednesday, November 29, 2017 10:12 AM

GDP改定値3.3%増 7〜9月期、上方修正

 米商務省が29日発表した2017年7〜9月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)改定値は、年率換算で前期比3.3%増となり、速報値の3.0%増から上方修正された。14年7〜9月期(5.2%増)以来、3年ぶりの高水準。市場予測の3.2%増を上回った。

 市場では、米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)が12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げに踏み切るとの見方が強い。GDPの上方修正は利上げを支える材料となりそうだ。

 個別項目では、企業の設備投資が4.7%増と、速報値の3.9%増から引き上げられ、GDP上方修正の要因となった。GDPの約7割を占める個人消費は2.3%増となり、堅調に増加した。輸出も2.2%増えた。一方、住宅投資は5.1%減だった。(共同)