Wednesday, November 29, 2017 10:13 AM
北海道松前沖に北朝鮮船 10人乗船か、荒天で島に
第1管区海上保安本部(小樽)は29日午前、北海道松前町の南西沖で、木造船が漂っているのを上空から発見した。現場に巡視船を派遣し、北朝鮮の船で10人が乗っているとみられることが判明した。船が発見されたのは無人島、松前小島の北東約13キロ。乗員は、荒天のため島に一時避難したと説明している。
海保によると、巡視船から朝鮮語で乗員に呼び掛け、電光掲示板などを通じてやりとりした。北朝鮮船は漁船とみられ、乗員にけがはなく、食料を求めているもよう。海が荒れているため、安全な海域に船を誘導して立ち入り検査する方針。船は潮流によって津軽海峡を東方向に流されているという。
28日、周辺をパトロールしていた北海道警のヘリコプターが、松前小島東部の避難港近くで人影や船を確認していた。海保は同日午後から、船を捜索していた。(共同)
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