Monday, December 04, 2017 10:04 AM

家電や漁具、窃盗で捜査も 北朝鮮船避難の無人島

 北朝鮮の木造船が11月下旬に一時避難した北海道松前町の無人島、松前小島で、保管されていた漁具の大半が無くなっていることが4日、地元漁協関係者の話で分かった。漁師の避難小屋から家電などが無くなっていることも既に分かっており、道警は窃盗の疑いがあるとみて捜査。木造船との関連も慎重に調べる。

 第1管区海上保安本部(小樽)と道警、松前さくら漁協(松前町)などは4日、現地で状況を調査。関係者によると、たも網やウニ用のはさみなどが無くなり、避難小屋の中が荒らされていた。施錠されていた小屋が何らかの方法で開けられ、テレビや冷蔵庫、炊飯器なども無くなっていた。

 唯一残っていた漁具の刺し網は、木造船が接岸した避難港に仕掛けられ、魚がかかったまま放置されていたという。(共同)