Monday, December 04, 2017 10:08 AM

米、核放棄求め一層の圧力 示威行動、逆効果の見方も

 トランプ政権は、4日始まった米韓両軍の合同演習で強大な軍事力を見せつけ、北朝鮮の核放棄に向けて一層の圧力をかける狙いだ。北東アジアの安全保障に関与し続ける姿勢を国際社会にアピールする思惑もある。

 同盟国の韓国や日本の防衛に対する米国の決意も示す。だが緊張の高まりが続く中での示威行動は「米国が敵視政策を取っているとの北朝鮮側の主張を助長し、態度硬化を招くだけだ」(元米政府当局者)として逆効果だとの声も出ている。

 北朝鮮が新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射に成功し、米本土全域を射程に収めたと主張していることで、トランプ政権は危機感を募らせている。(共同)