Tuesday, December 05, 2017 11:07 AM
国連事務次長が訪朝 外相と核・ミサイル協議
国連のフェルトマン事務次長(政治局長)は5日、北朝鮮の首都平壌を訪問した。国連は4日、フェルトマン氏が5〜8日の日程で訪れ、李容浩外相らと会談すると発表した。核・ミサイル開発を禁じた国連安全保障理事会決議の順守を求め、米朝間で非難の応酬が激化する緊張の緩和を図る。新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験成功を先月表明し、「核戦力完成」を主張した北朝鮮が歩み寄りの姿勢を示すかは見通せない。
国連のグテレス事務総長は北朝鮮の核問題を世界が直面する「最も深刻な危機」と位置付け、政治的解決に向け全力を尽くす方針で、国連の紛争調停力の真価が問われることになる。
ドゥジャリク事務総長報道官によると、今年9月に北朝鮮側から国連に「政治対話」の提案があり、国連側が応じた。フェルトマン氏が李外相らと「互いの関心事や懸念」を幅広く協議するという。李氏は今年9月、国連総会一般討論に出席。この際にフェルトマン氏を招く意向が伝達され、先週訪朝が確定した。(共同)
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