Tuesday, December 05, 2017 11:09 AM
環境保護区域を大幅縮小 トランプ氏、経済優先鮮明
トランプ大統領は4日、ユタ州ソルトレークシティーで演説し、同州にある環境保護区域「ナショナル・モニュメント」2カ所の指定範囲を大幅に縮小すると表明した。石炭や石油などの資源開発を行うためとみられ、経済成長を優先する姿勢を鮮明にした。環境保護団体のほか、保護区に聖域を持つ先住民らが反発を強めている。
米メディアは保護地域の縮小としては米史上最大と報道。トランプ氏は環境保護規制を強化したオバマ前大統領の方針を転換し、6月には地球温暖化対策の新枠組み「パリ協定」から離脱を表明している。
演説後、トランプ氏は保護区縮小を指示する文書に署名した。オバマ氏が退任を控えた昨年12月に指定した「ベアーズ・イヤーズ」の面積の約9割と、クリントン元大統領が指定した「グランド・ステアケース・エスカランテ」の約5割をそれぞれ縮小する。(共同)
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