Wednesday, December 06, 2017 10:24 AM

ロシア疑惑巡り大使承認凍結 前米高官、虚偽説明か

 米上院外交委員会のコーカー委員長(共和党)は5日、トランプ大統領がシンガポール大使に指名したマクファーランド前大統領副補佐官(国家安全保障問題担当)の人事承認手続きを凍結していると明らかにした。同氏はロシア政府による米大統領選干渉疑惑に絡み、議会に虚偽の説明をした疑いが持たれている。

 CNNテレビはロシアとトランプ陣営の不透明な関係を問題視する野党民主党が手続きの停止を要請したと報道。コーカー氏は記者団に、虚偽説明が事実なら「深刻な問題だ」と語った。

 マクファーランド氏は、疑惑捜査で訴追されたフリン前大統領補佐官と駐米ロシア大使の接触について1月の政権発足前に協議したことがあるかどうか委員会で問われ「承知していない」と回答。だが、フリン氏の訴追資料にはマクファーランド氏とみられる政権移行チーム幹部とフリン氏がロシア側との接触について詳細な打ち合わせをした事実が記載されていた。(共同)