Wednesday, December 06, 2017 10:25 AM

捜査大詰め、地検と調整 説明一致、日馬富士問題

「厳重処分」の意見を付けて傷害容疑で書類送検する方向で大詰めを迎えた。元横綱や同席した横綱白鵬関らの聴取内容は大筋で一致。5日か6日にも書類送検する見通しがあったが、事実関係の最終確認や鳥取地検との調整を進めており、7日以降にずれ込んだもようだ。

 捜査関係者によると、元横綱は任意の事情聴取に対し、素手で十数回、カラオケのリモコンでも繰り返し殴打したと説明。貴ノ岩関は頭部に裂傷を負い、医療用ホチキスで傷口を縫う応急処置を受けた。

 県警は診断書の内容などを分析し、傷は硬い角のあるもので殴打されてできたと判断。酒を飲んだ状態で、素手だけでなく物を使った犯行態様や負傷程度、貴ノ岩関の処罰感情などを考慮し、「厳重処分」の意見を選んだとみられる。(共同)