Thursday, December 07, 2017 10:47 AM

平昌五輪、個人資格容認 ロシア大統領表明、IOC歓迎

 ロシアのプーチン大統領は6日、国際オリンピック委員会(IOC)が同国の組織的なドーピングを認定して来年2月の平昌冬季五輪から選手団の除外を決めた処分に対し、同五輪をボイコットしない意向を示した。国旗や国歌を使用できない個人資格での参加を「政権が邪魔することはない」と述べ、容認する姿勢を示した。IOCのバッハ会長はロシア側の判断を歓迎した。

 プーチン氏は「ロシアにも一部悪いところがあった」として、ドーピング問題で一定の誤りを認めた。ロシア・オリンピック委員会(ROC)は12日にも個人資格による出場の是非を最終判断する見通し。

 バッハ会長は6日の理事会後の記者会見で、厳格な条件をクリアしたロシアの選手の参加を「期待しているし、そうなると確信している」とし、「クリーンなロシアのスポーツ界の将来に向けて橋を懸けるアンバサダー(大使)になる」と期待した。同国選手の全面除外を見送った判断については「妥協ではない」と強調した。(共同)