Thursday, December 07, 2017 10:51 AM

米大統領長男が議会証言 非公開、8時間追及

 トランプ大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏が6日、ロシア政府による米大統領選干渉疑惑を調べる下院情報特別委員会で、非公開で証言した。選挙中の昨年6月、民主党から出馬したクリントン元国務長官にとって不利な情報を求めてロシア人弁護士と面会したことを中心に約8時間追及を受けた。

 シフ筆頭委員(民主党)によると、ジュニア氏はことし7月に面会が表面化した後、トランプ氏と協議した内容については「守秘義務がある」と証言を拒否した。シフ氏は「親子関係にそのような義務は適用されない」とジュニア氏の対応を批判した。

 面会発覚後、ジュニア氏は当初、クリントン氏に打撃を与える情報を得るのが目的だったことを伏せた虚偽の声明文を発表。この声明を作成する際、トランプ氏がホワイトハウス広報担当のヒックス氏(現広報部長)に口述筆記させたとも報じられた。(共同)