Thursday, December 07, 2017 10:56 AM

最終的地位は当事者の交渉 エルサレム巡り米国務長官

 ティラーソン国務長官は7日、ウィーンで記者会見し、米国がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことに関連し、エルサレムの最終的地位はイスラエルとパレスチナの当事者間の交渉に委ねられるというのが米政府の立場だと説明した。

 ティラーソン氏は、欧州安保協力機構(OSCE)の閣僚理事会(外相会議)出席のためウィーンを訪問。会見では、エルサレム旧市街に集中するイスラム教やユダヤ教、キリスト教の聖地について、トランプ大統領は「現状が維持されなければならない」としていると強調した。

 また、米大使館移転には「土地の取得や建物の建設に時間がかかる」とし、即座には完了しないと述べた。(共同)