Friday, December 08, 2017 10:28 AM

大統領のFBI批判に反論 議会証言でレイ長官

 米連邦捜査局(FBI)のレイ長官は7日、下院司法委員会の公聴会で「FBIは最高水準の尊厳とプロ意識に支えられた職員の集まりだ」と強調、ロシア政府による米大統領選干渉疑惑の捜査に絡みFBIを批判したトランプ大統領に反論した。

 モラー特別検察官が統括する疑惑捜査では、トランプ陣営とロシア側の共謀の有無が焦点。複数の元側近らが訴追されたトランプ氏は3日、捜査に加わるFBIの評判は「ぼろぼろで史上最悪だ」とツイートしていた。

 大統領周辺に捜査が急迫したことを懸念する与党共和党は、捜査チームの主要メンバーだったFBI捜査官が今夏、トランプ氏に批判的なメールをやりとりして捜査から外されたことを問題視。FBIや疑惑捜査が偏向している恐れがあると追及したが、レイ氏は否定。モラー氏の捜査に不当な干渉はしないと明言した。(共同)