Monday, December 11, 2017 10:27 AM

相次ぐ誤報「米国の汚点」 トランプ氏、目の敵に気炎

 トランプ大統領が「フェイク(偽)ニュース」と呼んで目の敵にする米大手メディアの誤報が続き、トランプ氏が気炎を上げている。10日にはツイッターで「米国の汚点」「制御不能だ」と口汚く批判。普段は舌鋒鋭いメディア側も相次ぐ勇み足で分が悪く、謝罪に追われている。

 口火となったのは1日のABCテレビによる報道取り消し。ロシアによる米大統領選干渉疑惑を巡り、トランプ氏陣営とロシアが共謀した可能性を強く示唆する報道内容に「深刻な誤り」があったとして撤回、記者を4週間の停職処分とした。トランプ氏は「すさまじく不正確でいいかげんな報道」と糾弾した。

 8日にはCNNテレビが報道を訂正した。大統領選中にトランプ氏陣営が内部告発サイト「ウィキリークス」から対立陣営のメールを秘密裏に受け取っていたと報じたが、実際には公表された後に受け取っていた。(共同)