Wednesday, December 13, 2017 10:27 AM

桐生、日本生命と所属契約 五輪へ「0秒01でも速く」

 陸上男子100メートルで9月に日本人初の9秒台となる9秒98をマークした桐生祥秀(東洋大)が13日、東京都内で記者会見し、日本生命と来年4月1日からの所属契約を結んだと発表した。社員にはならず支援を受ける内容で、桐生は「たくさんの人たちに夢を与えられる選手になりたい」と抱負を述べた。

 2020年東京五輪を含んだ複数年契約とみられ、日本生命の担当者は「選手として活躍する限り応援していきたい」と長期の関係継続を示唆。桐生は来年3月に東洋大を卒業する見込みだが東京五輪までは引き続き土江寛裕コーチのもと、同大を拠点とする。

 自国開催の五輪で期待の懸かる21歳のスプリンターは「今までの桐生祥秀では満足してもらえない。0.01秒でも速くなり、世界で戦う桐生になりたい」と語り、花形種目の100メートルでの決勝進出を目標に掲げた。(共同)