Wednesday, December 13, 2017 10:41 AM

小学校に米軍ヘリ窓落下 沖縄、60人いた運動場

 13日午前10時10分ごろ、沖縄県宜野湾市の市立普天間第二小の運動場に、飛行していた米海兵隊普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリコプターの窓が落下した。県警によると、窓は約90センチ四方で重さは7.7キロ、金属製の外枠があり、アクリル製とみられる割れた透明板が現場で散乱した。運動場は体育の授業中で児童約60人がいた。4年の男児1人の左腕に小石が当たったが、目立った外傷はなかった。

 児童との距離は十数メートルとみられ、重大事故に巻き込まれる恐れがあった。県警は運動場を実況見分し、窓も調べている。在日米軍の特権的地位を定めた日米地位協定の下、どこまで調べられるかは不透明だ。

 13日は、普天間所属の輸送機オスプレイが名護市沿岸部で不時着、大破した事故から1年。7日にも同小の約1キロ東の「緑ケ丘保育園」に米軍ヘリの部品と同一のものが落下するトラブルがあり、米軍基地への県民の批判が高まるのは必至だ。(共同)