Thursday, December 14, 2017 11:01 AM

プーチン氏、無所属で出馬 広範な支持獲得狙う

 ロシアのプーチン大統領(65)は14日、年末恒例の大規模記者会見を開き、来年3月の大統領選で特定政党の候補としてでなく、無所属で立候補する方針を表明した。支持基盤の与党「統一ロシア」にとどまらない広範な支持獲得を目指す考えを明らかにした。会見はテレビで生中継され、有権者に実績をアピールする絶好の機会となった。

 プーチン氏は、30年前に旧ソ連が米国と結んだ中距離核戦力(INF)廃棄条約について、米国が情報戦を仕掛け、事実上離脱したとして批判。ロシアは軍拡競争には加わらず、軍事力の強化を図ると主張した。

 ティラーソン米国務長官が北朝鮮との「無条件対話」に意欲を示したことには「良いシグナルだ」と歓迎、米国との協力に期待した。一方、米国が北朝鮮を攻撃すれば、反撃で「破局」を招くと警告した。(共同)