Thursday, December 14, 2017 11:01 AM

タイ高速鉄道の調査終了 日本新幹線導入へ報告書

 日本の新幹線方式を前提としたタイの首都バンコクと北部チェンマイを結ぶ約700キロの高速鉄道計画の一部路線に関する事業化調査が終了し、牧野京夫国土交通副大臣が14日、バンコクでタイのアーコム運輸相に最終報告書を手渡した。

 日本側によると、報告書は「一定の経済効果をもたらし、長期的な収支は黒字となる」とし、採算性を見込んだ内容。日タイ両政府は新幹線方式の導入をすでに確認しており、今後はタイ側で正式な事業承認に向けた動きが本格化する。

 牧野氏は「この計画は日本の鉄道輸出のシンボルとなる。最大限協力して成功させたい」と記者団に述べた。アーコム氏は「できるだけ早く事業承認できるよう努力したい」と話したという。(共同)