Friday, December 15, 2017 10:46 AM

学校上空回避を要請へ 米軍ヘリ窓落下で官房長官

 菅義偉官房長官は15日、沖縄県の翁長雄志知事と会談し、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)所属のCH53E大型輸送ヘリコプターの操縦席窓が、同市の小学校運動場に落下した事故を受け、米軍機による学校上空の飛行回避を徹底するよう米側に働き掛ける考えを示した。政府高官が明らかにした。

 住宅密集地の真ん中に位置する普天間飛行場周辺の飛行に関して、日米両政府は三つのルートで合意しているが、沖縄県は、学校上空などルートの逸脱が常態化していると批判している。

 翁長氏は菅氏に対し、普天間飛行場に隣接する市立普天間第二小への窓落下事故に抗議した上で、米軍機が学校や病院などの上空を飛行しないように要請。翁長氏によると、菅氏は「徹底的な原因究明と再発防止をやっていきたい」と述べた。(共同)