Friday, December 15, 2017 10:50 AM

「反トランプ」デモ継続 米副大統領訪問に反発拡大

 トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と正式に認定してから2度目の金曜日となった15日、エルサレムやパレスチナ自治区でイスラム教の集団礼拝後に抗議デモが行われた。警備を大幅に強化して厳戒態勢を取ったイスラエル治安当局とデモ隊との小競り合いは起きたが、大きな混乱はなかった。

 ただ20〜22日に予定されるペンス米副大統領のイスラエル訪問に対する反発は拡大している。ペンス氏は滞在中、ネタニヤフ首相らとの会談や国会での演説に加え、エルサレム旧市街にあるユダヤ教の聖地「嘆きの壁」も訪れる見通し。

 エルサレム旧市街周辺のデモに参加したサミエルさん(56)は「何をしに来るのか。歓迎できるわけがない」と主張。ムハンマドさん(57)は「旧市街に立ち入らないでほしい」と訴えた。(共同)