Monday, December 18, 2017 11:38 AM

政府、米軍ヘリ飛行容認 近く再開、沖縄猛反発

 防衛省は18日、沖縄県宜野湾市の市立普天間第二小に米軍のCH53E大型輸送ヘリコプター操縦席窓が落下した事故を巡り、同型機の飛行再開を容認する方針を発表した。「事故原因は人的ミスで構造的欠陥でない」とする在日米軍の説明を受け入れた。米側は19日以降に飛行を再開すると日本側に伝えた。小学校の運動場にヘリの窓が落下する重大な事故から5日後の飛行再開容認に対し、沖縄県側は政府不信を強め、猛反発した。

 在日米海兵隊は18日の声明で「安全な飛行のための全機の包括的な点検を行った」として、同型機の飛行再開の準備が整ったとの認識を示した。

 防衛省と在日米軍は、普天間飛行場周辺の学校上空における航空機の飛行を「最大限可能な限り避ける」ことを確認。安全確保のために例外的に飛行する場合があり、飛行した際の罰則も設けられていない。(共同)