Monday, December 18, 2017 11:39 AM
米新安保戦略、中露けん制 「修正主義国家」と警戒
トランプ大統領は18日、政権初の包括的な安保政策「国家安全保障戦略」を公表する。米国に挑む三つの勢力として国際テロ組織に加え、国際秩序の現状変更を試みる「修正主義国家」、北朝鮮やイランを指す「ならず者政権」を列挙。米政府高官は、修正主義国家は中国とロシアが念頭にあるとして警戒感を示し、両国をけん制した。中国については、米国の「戦略上の競争相手」と位置付ける。
トランプ政権はこの戦略に基づいて軍事力を増強する構えで、中露と対峙する姿勢を鮮明にする。今後、核戦略の指針「核体制の見直し」や対テロ戦略なども相次いで公表する見通しだ。
正式発表に先立ち、17日に概要を説明した米政府高官によると、新戦略の「四つの柱」は(1)米国民と米国土の防衛(2)米国の繁栄推進(3)トランプ氏が掲げる「力による平和」の堅持(4)米国の影響力拡大。さまざまな脅威に対処するため、同盟国や友好国との連携を重視する方針も確認する。(共同)
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