Wednesday, December 20, 2017 11:08 AM

豊洲開場日は来年10月11日 都決定、計画より2年遅れ

 東京都は20日、築地市場(中央区)の業界団体と「新市場建設協議会」を開き、移転後の豊洲市場(江東区)の開場日を2018年10月11日とすることを決定した。臨時記者会見で開場日を発表した小池百合子知事は「一つの節目を迎えた。豊洲市場を日本の新たな中核市場として育てていく」と述べた。

 開場日は当初、16年11月7日の予定だったが、16年8月に就任した小池知事が豊洲の安全性を疑問視して延期した。日本を代表する市場を巡る懸案は当初計画より約2年遅れで移転することでようやく決着し、今後、準備が本格化する。

 都は、豊洲の追加安全対策工事を18年7月末までに完了し、農相への認可申請を経て開場する予定。80年以上続いた築地市場の最終営業日は、18年10月6日となる。都は移転後、築地の跡地を20年東京五輪・パラリンピックの輸送拠点などに整備する作業を急ぐ。(共同)